2020

井嶋研究室

今年度の井嶋研究室のメンバーは修士2年1名、修士1年1名、学部4年生5名の総勢7名で、井嶋先生、川崎先生のご指導の下、お互い助け合いながら日々研究に取り組んでいます。

現在は地震応答計算についての研究と新しく九州と佐賀県に観点を置いた地震活動に関する研究を行っています。各々試行錯誤してわからない事は研究室メンバーに聞いたり、井嶋先生、川崎先生に質問したりすることで理解を深めています。先生自身お忙しいのにも関わらず質問したことに対して丁寧に説明してくれます。非常に多くの時間を私たち生徒に割いていただいています。時には私たちの研究室にいらっしゃって論文の進捗状況をチェックしてくださったり、ホワイトボードを使って研究に関する理論を細かに説明してくださったりしてくれます。コロナの影響もあり十分に研究に研究できなかった時もありましたが各々無事に発表まで終えることができました。


研究以外の面では、毎年恒例である神集島合宿がコロナの影響で中止になりとても残念です。また、飲み会も開くことができずに研究以外の場で研究室メンバーと親交を深める場があまりにも少なく残念でした。しかし、修士2年から学部4年までとても仲が良い研究室です。また、井嶋先生は残り一年で退職されます。ぜひ会いにいらしてください。


最後ではありますが、卒業された先輩方々、佐賀へいらっしゃった際には是非研究室へ足をお運びください。先生方、後輩一同ご来訪をお待ちしております。

(修士2年 中島遼)

 

猪八重研究室

私達、猪八重研究室は、D2が1名、M2が1名、M1が5名、B4が5名、計12名(内タイ出身1名)で日々研究に勤しんでいます。主に地理情報システム(GIS)を用いた都市計画の統計解析を中心としてそれぞれ研究を行っています。 研究室メンバー12名に聞いた猪八重先生の特徴としては、アンケート(複数回答および郵便投票含む)によると「指導が客観的」:13名、「頭がさえている」:6名、「かわいい」:5名など、このように圧倒的信頼のもとに本研究室の活動は支えられています。

今年はコロナのせいで飲み会やBBQができなかったのが心残りです(._.)特に先生はお酒が大好きなのでなおさらです。でも、普段から自主的に研究室に来る人が多くて雰囲気は良好です。先輩と後輩の仲が良く、同学年同士や先輩後輩の枠を超えてよく議論し合ったり教えあったり雑談したりしています。あとB4の今村くんをはじめ、イケメンやエリートが多いと思います。

最近の主な活動としましてはM1の谷崎君とわたくしM1の牝小路が都市計画学会の査読を通過したことです。その他、土木学会西部支部、都市計画学会九州支部など積極的な外部の研究発表も行っています。

さて、猪八重研は、先生の圧倒的信頼(と先生の研究室宣伝が功を奏したこと)により、来年度大学院生10人(+学部生6人)となります。猪八重研としては在籍者数過去最多を更新するので先生の稼働率も逼迫するそうです。私も指導従事者にはエールと拍手を送ろうと思います。最後になりますが、卒業生の諸先輩方、佐賀にいらっしゃった際には是非研究室へ足をお運びください。子供が大好きな先生と、女の子が大好きな後輩達が3密をさけておもてなしいたします。

 

猪八重研究室

研究室の日常。
私も教えたり教わったりします。
ときには後輩からも貴重な意見をいただきます。

猪八重研究室

画面に写っているのはどこでしょう?
とりあえず見附(みつけ)市は見つけました。

 

 

(修士1年 牝小路諒)

 

大串研究室

今年度の大串研究室は、大串浩一郎教授、野口剛志技術職員のご指導の下、博士課程1名、修士課程1名、学部4年生5名、の総勢7名の賑やかな研究室です。

本研究室は、流域や沿岸域の水防災や水環境に関する研究を行っており、今年度の研究のテーマは、「浜川・石木津川流域を対象とした流出解析並びに氾濫解析に基づく治水対策の検討」、「巨勢川調整池の拡大による佐賀市の内水対策の検討」、「令和2年7月豪雨による久留米市の内水氾濫とその対策に関する検討」、「鳥栖市の筑後川・宝満川流入支川流域における内水氾濫とその対策に関する検討」、「六角川流域におけるため池の治水効果に関する検討」、「早津江川を含む筑後川下流域の流れと土砂動態の検討」などです。

コロナ禍ということもあり、緊急事態宣言の影響で遠隔授業を余儀なくされた時期もありましたが,大串先生は多忙な日々の中、遠隔ゼミやソーサルディスタンスを考慮したゼミを開催していただくなど柔軟な対応をしていただき、その中でも私たちの研究について終始的確なアドバイスしていただきました。

今年度は伝統あるバーベキューを残念ながら行うことはできませんでしたが、大串研究室は全員の仲が良く、中間発表や卒業研究などの締め切りが迫っている時以外は、冗談を言い、笑い合える明るい雰囲気となっています。今年度の修論・卒論発表会はコロナ対策のために、研究室の全員が互いの発表を見ることはできませんでした。しかし、大串先生自ら発表の様子を撮影していただいたことにより、大串研究室の反省会兼お疲れ様会では、研究室全員の発表を見ながら振り返りつつ談笑することができました。さらに、大学院への進学を予定している学部4年生が3名いるため、来年度は明るさを引き継いで、よりいっそう活気のある研究室になると思われます。卒業生の諸先輩方は佐賀にお越しの折は,是非大串研究室にお立ち寄り下さい。お待ちしております。

大串研究室

 

(学部4年 溝上哲平)

 

 

押川研究室

今年度の押川研究室は,押川先生と野口技術職員のご指導の下,修士2年生2名,修士1年生1名,学部4年生5名の合計8名が在籍する研究室となっています。

主な研究としては,流域の水防災や沿岸域の水環境や海岸工学に関する研究を行っています。最近の研究のテーマとして,災害に関する研究や波浪場における残差流の生成特性に関す研究などが挙げられます。

研究室の主な活動としては,水環境や海岸工学に関するゼミを行っています。ゼミでは教科書の輪読を行う中で,押川先生からの鋭い質問を受けながら水環境や河川工学の基礎知識を身につけました。今年の押川研ゼミでは,コロナウイルス感染拡大のため大変な1年ではありましたが,オンラインを活用したゼミなどで工夫してくださったおかげで水環境や海岸工学に関する知識を身に着けることができました.  

一見厳しそうに見える押川先生ですが,本当に学生思いで多忙な中でも私たちのために時間を割き,研究についてのご指導は勿論,進路に関するアドバイスもして下さるとても頼りになる先生です。現在,押川研究室では,メンバー各々で修論・卒論の作成及び発表が無事に終了しました.私自身,研究する際,大変なことが多くありましたが,先生方をはじめ,多くの人に助けられながら乗り越えることができました.とても感謝しています.

研究室ではメンバー全員の仲が非常に良く,楽しい毎日を送っています.今年はコロナウイルスの関係で多くの行事がなくなってしまいましたが,例年ではバーベキューや飲み会などが開催されるようです.非常に楽しい研究室ですので,卒業生の諸先輩方は佐賀にお越しの際には、是非押川研究室にお越しください。

 

押川研究室

研究室の様子

 

 

(学部4年 津野智彬)

中大窪研究室

私たち中大窪研究室は中大窪先生のご指導の下、修士1年1名と学部4年5名の総勢6名で研究活動に励んでいます。

今年度は、ビニールハウスの熱環境の測定や、屋内での人の行動特性、日傘の放射温度の測定、遺伝的アルゴリズムやディープラーニングなど、建築環境工学の幅広い分野の研究を様々な角度から取り組んでいます。各学生の研究分野が大きく異なる本研究室ですが、中大窪先生はお忙しい中、学生一人ひとりの相談にとても的確な指摘や助言で答えてくださり、学生同士も切磋琢磨しながら研究に勤しんでいます。

今年度はコロナの影響もあり、なかなか全員で顔を揃えることが難しい年となりました。ゼミや勉強会もリモートで行うなど初めての経験が多く、初めは苦労もありましたが、それも徐々に慣れていき、助け合いながら無事に1年間を終えることができそうです。

また、今年度は理工学部4号館の改修に伴い、二度の引越しが行われるという慌ただしい年でもありました。昨年には長年研究室が置かれた3号館から一度6号館への引越しが行われ、現在はその6号館から4号館への引越しが行われています。コロナ禍でなかなか集まることも難しかった中、引越しを通して研究室が一丸となって協力し合うことができました。改修を終えた4号館は屋内のデザインも一新されており、これからまた新たな気持ちで研究に勤しめることを一同楽しみにしています。また、次年度はコロナも収まり、研究室に例年通りの活気が戻ることを心から願っています。

最後になりますが、中大窪研究室一同、今後ともより一層研究活動に尽力したいと思います。OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際は是非研究室に足をお運びください。研究室一同心よりお待ちしています。

 

(修士1年 田島史佳)

ナルモン研究室

私たちナルモン研究室では、ナルモン先生、佐々木技術職員、学部4年生5名で日々研究活動に励みました。今年はコロナ禍の影響もあり、対面での研究が難しく個人での取り組みが多かったのですが、先生方のサポートもあり全員無事に研究を終えることができました。

今年度は、以下の研究テーマとして取り組んでいます。
・曝気循環による寺内ダムの水質変化
・嘉瀬川ダムの内部生産特性に関する研究
・有明海における藻類特性に関する研究
・筑後川下流域の内部生産と栄養塩の挙動に関する研究
・諫早湾干拓調整池における水質変化に関する研究
それぞれの問題点を取り上げ、原因を究明できるように頑張っている所存です。

 ナルモン先生は、穏やかで優しくもありますが、研究に対しては厳しく且つ的確にご指導していただいております。過年度生が多い中ご迷惑かけていますが、そんな私たちに真摯に向き合ってくださる先生に感謝しております。 佐々木先生には、Excel,VBAを教えていただくとともに、SPIや一般常識などの就活対策などもご指導いただきました。卒業研究ではナルモン先生とは違った意見をもらい、より良い研究になっています。

 研究室全員の進路が決まっているので、社会に出る自覚・大学院へ進学する自覚を持って過ごし、残り短い学生生活ですが卒業論文の完成とともに社会人・院生になっても気を引き締めて頑張っていきます。

 OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際には是非研究室に足をお運びください。 (理工学部4号館の改修に伴い2021年4月から研究室及び先生方の部屋が新しくなります。)

 

ナルモン研究室

嘉瀬川ダムにて研究成果の報告

ナルモン研究室

佐賀県有明海水産振興センターにて
赤潮について学ぶ

ナルモン研究室

卒論審査会が始まる前

 

 

(学部4年 吉田、河村、西村、藤田、宮本)

山西研究室

私たち山西研究室は山西先生のご指導の下,学部4年生5名で日々研究活動に励んでいます.山西先生には,調査・研究内容のことは勿論,これから社会人になる為に必要なことを時に厳しく,時に優しくご指導いただいています.

本研究室では低平地沿岸流域の「水環境」や「生態系」に着目した研究を行っています.
今年度,山西研究室の学生が取り組んでいる主なテーマは以下の通りです.
・下水処理放流水受水空間における栄養塩の輸送特性
・下水処理場の季別運転が処理水受水域の底質環境に及ぼす影響
・河岸ガタ土堆積抑制に関する新たな手法の提案とその効果に関する研究
・身近な生活空間における粒子状物質の動態に関する基礎的研究
・牛津川の生態系サービスの現状と評価に関する基礎的研究
などが挙げられます.
研究のための現地調査は月に数回行っており,牛津川でのガタ土調査や鹿島での水質・底泥調査,採取した水や泥のサンプルの分析と様々な活動を行っています.牛津川でのガタ土調査では慣れない泥の中での作業に足をとられ,体力的にもキツかったです.しかし,作業後のビールは疲れた体に染み渡り格別でした.有明海調査については,朝方からの調査で本当に寒くてつらかったです.何より大変なのは,調査後のサンプルの分析です.全員で黙々と分析を行っているのですが,永遠にも思える作業の連続で,精神が鍛えられた気がします.大変ではあるのですが,たくさんのデータが得られた時の喜びは大きいです.

山西研究室は他の研究室に比べ,現地調査が多いアクティブな研究室で、体力的にも大変な部分がありますが、同時にやりがいを感じることもできています。卒業生の諸先輩方につきましてはご多忙だと存じますが,佐賀にお越しの際は是非,研究室に足をお運びください.

 

山西研究室

 

 

 

(学部4年 濱口嘉月)

李研究室

私たち李研究室では、李海峰先生のご指導の下、学部生5人で研究活動に励んでおります。

本研究室による今年度の研究テーマは次の通りです。
・佐賀県における木質バイオマスエネルギー利活用に関する調査研究
・環境を配慮した地域エネルギーシステム導入の可能性に関する研究―北九州学術研究市を対象に―
・佐賀市における異なるライフスタイルの戸建て住宅のエネルギー解析―L邸とK邸を対象に―
・建築と環境の関わり―2010年から2020年までの『建築雑誌増刊 作品選集』を対象として―
・佐賀大学本条キャンパス理工学部3号館のエネルギー消費特性に関する解析
これらの研究テーマは、主に前年度までの先輩の研究を引き継ぎ、行っています。しかし、「建築と環境の関わり」という研究については、今年度から発足した新たな研究テーマとなります。

 今年度はコロナウイルスの影響により、様々な弊害が生じておりました。中には、企業とのヒアリング調査を断られ、途中から研究内容を変更した生徒もいました。週に一度のゼミは“オンライン”にて行われていましたが、電波障害によって、途中映像が映らなくなったり、声が途切れたりといったトラブルも何度かありました。しかし、一人一人の研究スピードに合わせ、李先生は臨機応変に個別ゼミを開いてくださいました。研究室の学生が初めて顔を合わせたのも、中間発表の時と遅い時期でしたが、それ以降互いに励まし合い、無事に卒業論文の執筆を終えることが出来ました。

時には李先生から、厳しい角度でご指導していただくこともありました。しかし生徒一人一人が卒業論文の執筆を終えた時、「あの指導が無ければ間違った方向へ進んでいた」と、“愛のムチ”として捉えております。研究に関する助言のみならず、私生活に関する相談も含めて、一人一人に本当に親身になって寄り添ってくださる先生です。

この一年を通して李研究室で学んだことは「日々の積み重ねの大切さ」についてです。学部4年生は全員就職となりますが、一人一人がこの経験をもとに、社会に羽ばたいていく決意です。 OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際は是非研究室に足をお運びください。

 

(学部4年 高坂清史)