2014

荒木・三島研究室

荒木・三島研究室は、荒木先生、三島悠一郎先生のご指導の下、博士2名、修士3名、4年生7名の計12名で研究に励んでいます。

現在のテーマは「新規吸着材の作製及び吸着性能の評価」と「洪水・内水氾濫解析」です。 吸着材に関しては、荒木先生と三島先生の発案によりハイブリッド吸着材が新たに開発され、現在特許を出願しているところです。 将来この吸着材が実用化され社会に貢献できる日がくることを想像しながら日々実験を頑張っています。 また、特許がとれれば大金が入ってくるということで、いったい何を買ってもらおうかと悩んでいるところなのですが、とりあえず我が研究室にもそろそろ時計が欲しいかなとは思います。

洪水・内水氾濫解析では、低平地における内水氾濫解析を行っています。昨年新しいソフトが導入され、より一層研究に力が注がれているところです。

昨年10月には、本大学で国際学会ISLTが開催され、参加させて頂きました。海外でどのような研究が行われているのか勉強できるとても良い機会となりました。

11月には水質調査をかねてタイへ行き、現地の先生方や大学生とふれあいました。 彼らの研究風景を間近で見たり、バンコク市内を観光したりして、文化の違いやコミュニケーションの難しさ・大切さを肌で感じることができました。このように他文化に触れる多くの機会を与えて頂いたことはこれからの人生でも大きな財産になると思います。

また今春には、修士の学生が再度タイへ渡り、現地にて調査と分析を行う予定です。

荒木先生と三島先生についてですが、授業や出張などご多忙なスケジュールをこなされています。しかし、そのような中でも研究室にもたびたび足を運んでくださり学生にご指導をされています。

卒業生のみなさまもご多忙とは存じますが、佐賀にお越しの際はぜひ研究室にお越しください。P.S.研究室の場所ですが昨年4月に南棟3階に引っ越しを行いました。お間違えのないようよろしくお願いいたします。

 

(修士2年 村岡宙彦)

 

石橋研究室

本研究室では、インフラ構造物の主要構造用形式である鉄筋コンクリート構造およびプレストレストコンクリート構造に着目し、コンクリート構造物の経年劣化・損傷の実態詳細調査や非破壊試験(弾性波、サーモカメラ)を活用した経年劣化による内部空洞やひび割れ分布の検出に関する研究を主体に行なっています。道路舗装や河川護岸構造物の点検システム構築など、アセットマネジメントに関する研究や産業廃棄物の有効利用に関する研究も精力的に行っています。

研究室の学生は協調的で相互に協力しあい、加えて教職員に研究について気軽に相談出来る環境でもあり、日々楽しく研究に励むことができます。 これから卒業・修士論文も佳境に入りますが、研究室一丸となって最後まで粘り強く研究成果をとりまとめるべく精進していくつもりです。 本年度の研究室のメンバーと主な研究テーマはそれぞれ以下のとおりです。

<研究室メンバー>
教員:石橋孝治教授, 山内直利技術職員
学生:M1  三原永一郎
        4年  碇 雅弘, 佐宗優賢, 萩尾千種

<研究テーマ>
○経年劣化調査、有効利用
・築30年を経過して撤去された立体駐車場RC床板の劣化詳細調査
・石積・ブロック積橋台の変状調査
・キューポラスラグの再利用可能性に関する基礎的研究
○アセットマネジメント
・河川護岸の維持管理システムの構築
・近接目視調査方法の代替方法

 

石積橋台の変状調査

RC床板の配筋調査

(修士1年 三原永一郎)

 

井嶋研究室

今年度の井嶋研究室は井嶋先生や川崎先生のご指導の下、修士2年1名、修士1年1名、学部4年3名、学部3年4名の総勢9名で日々お互いに助け合いながら研究に取り組んでいます。本研究室では、動的の地震応答計算、膜材の大変形解析、当ひずみ曲面解析などを行っています。

9月には大阪での土木学会全国大会で私が膜構造物の大変形解析について発表させて頂き、初めての学会発表にとても緊張したのを覚えています。その際大阪で本研究室のOBの方々とお酒の席でご一緒させて頂きました。とてもおいしいお酒やお料理、ご馳走様でした。

この時期は、修論や卒論の作成のために、M2の先輩やB4の後輩たちは夜遅くまで研究室に残って解析やデータ整理、論文の清書を行っています。学生の鑑のようです。

また、先日行われた技術士一次試験でも受験した当研究室のメンバーは全員合格し、活気溢れています。私も皆に負けないように研究に励まなければいけません。

井嶋先生は専攻長として多忙な日々を送られていますが、私たちに研究についてのアドバイスをして頂いたり、研究以外の数学や物理や社会のことについてためになるお話をして頂いています。(難しすぎてついていけないことも多々ありますが・・・。)

また、今年も夏に帯屋研究室の皆さんと一緒に唐津の神集島でキャンプをしました。去年と同様、朝から晩まで釣りをして、夜は先生方に作っていただいた魚料理やバーベキューなど、夜遅くまで騒ぎ倒しました!とても楽しかったのを覚えています。

最後になりましたが、本研究室の卒業生のみなさんお近くに来られた時は是非研究室に遊びに来てください。今後の行事の予定などは研究室のHP(川崎先生にこまめに更新していただいています)に掲載していますのでご覧ください。

お酒の大好きな大好きな先生と一緒にお待ちしています!

 

(修士1年 富岡 正治)

 

猪八重研究室

平成27年1月1日付で,都市工学科に准教授として着任しました猪八重です.まだ,研究室としては立ち上がったばかりですので研究室の活動として報告することはまだあまりありませんが,少し自己紹介もかねて猪八重研究室の特色を紹介したいと思います.

私は平成8年に佐賀大学理工学部土木工学科に入学し,4年時に平成26年3月にご退官された外尾一則先生の研究室に配属されました.その後,博士前期課程,後期課程へと進学し,平成18年3月に博士号を取得しました.当時の研究テーマは「住民参加と合意形成」で,住民,行政など様々な関係主体が如何に意向を調整しながらまちづくりをするべきかという研究をしていました.その後,低平地研究センター(後の低平地沿岸海域研究センター)で5年間研究員を務め,その間GIS(地理情報システム)を用いた都市形態解析の研究をしていました.また,平成23年4月から3年9か月間,愛知県にある豊田工業高等専門学校の教員として勤務しておりました.

本研究室の特徴は,何と言ってもGISを用いた都市解析です. GISを簡単に説明すると,「コンピュータ上で用いる電子地図」です.イメージとしては,カーナビやgoogle mapみたいなものですが,この電子地図上に様々なデータを蓄積し解析することによって,都市の様々な問題が解明できます.また都市というものは都市そのものを対象として実験することができませんが,GIS上に仮想的に都市を再現することによりシミュレーションすることができるようになります.今後もこのGISを中心的な分析ツールとして都市計画について様々な研究を行ってきたいと思います.

最後に,外尾研究室のOB/OGの方々,佐賀にお越しの際はぜひ研究室に足をお運びください.不肖ながら猪八重がおもてなしいたします.

 

(准教授 猪八重拓郎)

 

大串研究室

大串研究室は,大串浩一郎教授,野口剛志技術職員のご指導の下,博士後期課程3名(インドネシア留学生2名,日本人学生1名),博士前期課程3名,学部4年生4名,の総勢12名の賑やかな研究室です。

主な研究としては,流域や沿岸域の水防災や水環境に関する研究を行っています。最近の研究のテーマとして,「沿岸域における水災害リスクマネジメント」,「陸域負荷が有明海の水環境に及ぼす影響」,「ダム建設に伴う嘉瀬川の水環境変化」,「デレイケ導流堤の定量的な機能評価」,「六角川流域における流域治水施設の機能評価」などが挙げられます。平成25年度では,土木学会西部支部研究発表会において1名の学生が優秀講演者に選ばれ,さらに修士論文審査会において1名の学生が優秀発表者に選ばれました。

今年の11月には,毎年恒例の研究室の中間発表会を大分県玖珠郡九重町の共同研修所で行い,それぞれの研究の進捗状況を発表しました。夜にはメンバー全員で懇親会を行い,メンバーの親睦を深めると共に修士・卒業論文に向けて各々が鼓舞し合いました。

大所帯の研究室ですが,メンバー全員の仲が良く,雰囲気も明るい研究室です。普段学食へみんなで行くことはもちろんのこと,定期的に飲み会をしたり,バーベキューをしたりします。バーベキューに関してですが,大串研究室主催で他の研究室も交えて行うため,毎回40人程度の人数で開催するほど力を入れたものとなっています。

非常に活気にあふれた研究室ですので,卒業生の諸先輩方は佐賀におこしの際には,是非大串研究室におこし下さい。

 

(修士1年 寺尾寿信)

 

木梨研究室

本研究室は今年度の10月より始まった新しい研究室です。メンバーは学部4年生1名、学部3年生3名総勢4名で、人数が少なく寂しいと思うときがありますが、学部3年生が私の研究を手伝ってくれるなど、個々の研究の中でも研究室でのつながりを感じます。

研究内容は都市計画分野で,主に防犯・防災・交通安全等の安全性を考慮したまちづくりや住環境整備、環境に対する意識調査等です。現在は卒論のデータ整理や論文の清書など忙しい時期ではありますが、木梨先生のご指導の下、日々研究に取り組んでいます。週1回のゼミに関しては木梨先生と一対一で行っているため、学生に合ったご指導を頂き、どんな問題でも親身になって一緒に考えてくださいます。

隣の山西研究室との交流があり、明るく優しい人ばかりで、合同で中間発表や飲み会等のイベントを行っています。山西研究室とは研究内容が全く違うものの、客観的な意見を頂けるので、今の研究に対して足りないものを見つけてくれます。

まだまだ日が浅く、いい雰囲気を作っていくのに時間がかかるかもしれませんが、これから賑やかな研究室になるようにと期待しています。

 

中間発表の様子

(学部4年 水田奈津美)

 

後藤研究室

私たち後藤研の2014年度メンバーは、後藤先生をはじめ修士2年3名(内2名はインドネシアから留学生、9月末修了)、学部4年生5名、近頃新たに加わった3年生3名、合計11名です。 学年問わず個性が強いメンバーです(笑)

主な研究内容としては、以下のテーマより、学生自身の興味をもとにテーマを考えています。
・仙台平野沿岸部における集落の津波被害と現地再建の課題に関する研究
・震災・復興事業を経た10年目の玄界島にみる生活空間の変容について
・舌状台地と集落と神社の空間的関係について
・古民家再生における草屋根葺きの課題と展望について
・インドネシア、ミナハサ地域のオランダ植民地時代後期の住宅建築に関する研究
・都市の生活行動に着目した沿岸都市マナドにおけるオープンスペースの役割について

ゼミは基本的には学年ごとに週1回のペースで行っています。内容としては各研究・課題の進歩状況の発表をもとにした意見交流、先生からのご指導ですが、ひょんなことから話がどこかに飛ぶことも時々あります(笑)ゼミ開始前には世間話をしてコミュニケーションをとり、重すぎない雰囲気でゼミを行っています。

今年は台風のため中止になってしまいましたが、大分県の九重で毎年行なわれている建築学会九州支部建築計画の交流会への参加や、セミナーへの参加を通して他大学と交流や情報交換を行なっています。また、研究作業において佐賀の低平地や山裾の集落をはじめ、東北、福岡市玄界島、インドネシアなどと各々が現地調査を行ったり、長崎へのゼミ旅行に行ったりとアクティブに活動しています。

このように後藤研では、メンバーそれぞれの個性や後藤先生に刺激を受けつつ、アクティブに、そして枠にとらわれずに、それぞれが成長する場として活動を続けていきます。

 

留学生の
修論発表お祝い会にて

東北津波被災集落図の作業

(学部4年 永隈由衣)

 

小島研究室

私たち小島研究室は小島昌一先生のご指導のもと、博士2名、修士4名、学部4年6名、3年4名の計16名の賑やかな研究室です。新しく入った3年生はお酒好きが多く、これから研究室の飲み会が活発になりそうです。
研究に関しては従来通り空調設備や屋外・屋内の熱環境を中心に実験や調査を行っています。実験の際には、研究室のメンバー全員で協力し、佐賀市内を自転車で走り回ったり、放射暖房器にあたりながら体温を測定したりなど、皆充実?した研究を行っています。

今年度は博士後期課程に中国とタイからの留学生が加わり、国際色豊かな研究室になりました。留学生の方と交流を深めていくうちに研究室の英語力がますます上がっているように思えます。写真は留学生の歓迎会を隣の中大窪研究室と一緒に行った時の写真です。

そして、小島研究室からビックニュースがあります!
小島先生が教授に昇進されました。おめでとうございます。写真は研究室一同より、「幻セット」という日本酒のセットをプレゼントした時の写真です。
お酒好きの小島先生なので幻セットですが既に飲んだことのある銘柄でした。

最後になりますが、小島研究室一同、今後より一層頑張っていこうと思いますので、卒業生の方々も佐賀にお越しの際はぜひ研究室に足をお運び下さい。

 

(修士1年 松川和弘)

 

末次研究室

低平地研究センター末次研究室では,末次先生のご指導の下修士課程2名,学部生9名の学生が所属しています.
現在,①有明海の環境修復,②間伐材を使った軟弱地盤対策工法の開発,③土構造物の維持管理,④リサイクル材料の開発,⑤水に強い土構造物の開発に関する研究の計5つの研究テーマを柱に日々奮闘しています.①有明海チームは,相変わらず潮の満ち引きに気を配り,泥だらけになりながら毎月調査を行っています.②Raft&Pile工法の開発では,模型実験と解析を行っております.今年度は筏基礎の側方に縁切りPileを打設した模型地盤を作製し,模型実験を行いました.③土構造物の維持管理に関する研究チームは,固化処理土の劣化前後の化学・力学的特性を明らかにする実験を行いました.今年度は,採取した有明粘土がなかなか固まらず苦戦しておりましたが,ぜひとも担当学生には最後の最後まで頑張ってほしいと思う次第です.④リサイクルチームは昨年始めたばかりのアスファルト廃材を用いた材料開発を行っています.まだ探り探りではありますが,現在アスファルトと竹材等を用いて材料開発に取り組んでおります.⑤水に強い土構造物の開発に関する研究チームは,今年度始めたばかりの研究です.砂と粘土の互層地盤の強度特性に関する研究を行っております.

今年度は,男子4名が新たな戦力となってくれました.また,希望者含め大学院進学予定者が2人います.来年は,残念ながら今年に引き続き男ばかりの末次研となります.しかし,今まで以上にガッツを見せてくれることでしょう.これから,卒論,西部支部と忙しくなっていきますが,みんなで力を合わせて乗り越えていきたいと思います.

卒業生のみなさん,ご多忙だとは思いますが,佐賀に来る機会がありましたらぜひとも研究室に足をお運びください.

 

(修士1年 佐々木 仁)

 

柴・根上研究室

柴・根上研究室は,博士6名,修士3名,4年生5名の計14名の学生が在籍しており, 柴先生・根上先生・斎藤先生のご指導のもと, それぞれの研究テーマについて実験や解析に日々取り組んでいます. 学生14名のうち6名が留学生で,異文化交流も楽しめます.
研究の内容について,主に以下の三つ方面に関するもので
(1)粘性土の性質
(2)軟弱地盤改良
(3)廃棄物の建設材料としての有効利用
などについて実験や解析により研究しており、一部の成果が有明海沿岸道路の建設に応用されています。

各自の研究の進め方,実験・解析結果の解釈などについて, 随時に先生と相談していますが, 月に1回の全員参加の定例研究打ち合わせを行っています. 研究の進行状況や問題点を報告し, 翌月の目標などを議論します. 研究は忙しい時や, 大変な時もありますが, 飲み会やキャンプで息抜きしながらみんな仲良くがんばっています.

今年は、9月に海外の他大学の教授と大学院生が来日され、日野研究室と合同で国際交流会を行いました(写真1、2)。お互いの研究成果を報告し、自分の研究の未熟な点やこれからの展望、他大学の行っている研究の興味深さ、新たな友人ができたなどの国際的な交流で刺激的な体験をすることができました。めったにないこの様な貴重な経験は今後大切にしていきたいです。

 

写真1
国際交流会の集合写真

写真2
国際交流会現場見学

(修士1年 井手 貴晴)

 

中大窪研究室

私たち中大窪研究室は、2014年1月時点で博士前期課程生4名、学部4年生5名、学部3年生3名の計12名で活動しています。普段は、週1回のゼミに向け、日々研究活動に取り組んでいます(写真1)。

本研究室は、個人の研究活動以外にも研究室全体の研究も行っています。今年は主に測定や設計、機器製作を行いました。

測定では有明海の干潟での温度やフラックスの測定を行いました。(写真2)また、二年前から継続的に行っている研究として、一ヶ月に1回に自転車を用いた佐賀市内の気温実測を行っています。この実測では佐賀市内の3つの実測コースを日中と夜間の4つの時間帯での実測を研究室みんなで分担して行っています。

設計は、学部3年生と博士前期課程1年生で、インドネシアのジャカルタのダコタ地区における、設計提案を行っています。この設計提案では対象地の熱環境に配慮した集合住宅の設計を行うために、気流解析や熱収支解析の結果を考慮した設計提案を目指して活動しています。

製作では、夏休みに立体駐車場での気温実測を行うための機器の作成を研究室で行いました。この実測機器の作成では、実際に回路を組み作成し、建築学科ではあまり体験できない貴重な経験となりました。

私たち研究室内のメンバーは、男女年齢差関係なくみんな仲が良く、研究活動以外でも食事などの時間もみんなで楽しく過ごしています。また、同じ環境工学系で隣の小島研究室とも親交があります。夏場には理工学部3号館周辺でBBQを行ったり、忘年会や歓迎会や送別会などを行ったりの節目の行事ごとでも2つの研究室合同で活動しています。

最後に、中大窪研究室一同今後ともより一層研究活動に尽力したいと思いますので、OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際には是非研究室に足をお運びください。

 

写真1
研究室での作業

写真2
干潟での実測の様子

(修士1年 村石勇次郎)

 

ナルモン研究室

The best of men is like water; Water benefits all things and does not compete with them.
(和訳:素晴らしい人というのは、水のようだ。水は全てのものを生かす。そして、争うことがない。)
古代中国の哲学者である、"老子"はこの名言を残している。

水を愛して止まないナルモン研究室(旧古賀研究室)では、生物が生きていくために必要不可欠である水環境に着目し、河川から海域まで幅広い地域の研究を行っています。
私たち4年生を水のような人間に育ててくれ、かつ、とてもインターナショナルな研究室です。

先生紹介
・ナルモン准教授:タイ出身。普段は水のように静かで穏やかな心を持っておられます。しかし、週2回のゼミでは、毎回厳しく、かつ的確に、私たちの研究に対し指導していただいています。2014年11月に本研究室卒業生の方とご結婚されました!!!! おめでとうございます!!
・佐々木技術職員:主にoffice、Excel VBAなどの指導をしてくださり、ゼミでも違った角度からの意見をくださります。走ることが好きで、僕たちとロードレースやリレーマラソンにも出場しました。

現在はナルモン先生のご指導のもと、計4名の学生(学部4 年生4 名:岡本、河野、馬場、原口)が研究活動を行っています。
また、荒木研博士後期課程の永瀬さんにも指導していただいています。

本研究室では、河川、湖沼、海域などの「水」に関わることを、細かなデータをもとに解析と考察を行ないます。研究対象フィールドは筑後川感潮域,諫早湾干拓調整池,宝満川,嘉瀬川ダム,大山ダムなどで、各水域で指摘されている問題を取り上げ、原因解明し、改善していくため研究室一同日々精進いたしております。

最後に、ナルモン研究室として再スタートした本研究室ですが、旧衛生研の血を引き継ぎ頑張っています。近くにお越しの際には是非研究室にいらしてください。

 

(学部4年 岡本大地、河野将輝)

 

平瀬研究室

現在、平瀬研究室では平瀬有人先生のご指導のもと修士2年3名(内1名英国ノッティンガム・トレント大学留学中)、修士1年5名、学部4年5名、学部3年4名の計16名が設計・研究活動に取り組んでいます。

昨年は、平瀬先生のSDレビュー入選(研究室で展示模型制作のお手伝いをさせて頂きました)を始めとして、福岡デザインレビュー2014において優秀賞(M1宮野)、日本建築学会設計競技において支部入選(M2原田/M1副田)、熊本アートポリス国際学生設計コンペティションにおいて優秀賞(M1副田・時・村上)・審査員特別賞(M1福嶋)、など学外での一定の評価を頂くことができました。

また、八幡市民会館(村野藤吾設計)リボーン計画学生提案展においては、九州・山口の多くの建築意匠系の研究室と共同して八幡市民会館の存続問題に対して提案を行いました。

他には、佐賀県鹿島市肥前浜宿において環アジア国際ワークショップ(韓国・タイ・カザフスタン)の開催など、海外の学生との文化交流・地域への働きかけにも力を入れています。

主な研究としては学生自身の興味を基に
・アルド・ロッシ建築作品における作品間の関係性と変遷について
・佐賀クリーク集落における視覚の定量化による空間特性に関する研究
・村野藤吾の設計手法に関する研究 -動線空間の構成を通して-
・吉村順三の設計する空間のプロポーションに関する研究
・育まれる建築 -生物的持続性と固有性を得た建築群の提案-
・木質建築研究 -建築基準法改正による木材利用促進に基づいた現代建築の分類-
を行っています。

今年は人数も多くなり研究室はこれまで以上に狭く感じますが、狭い研究室の中に留まることのない幅広い活動を常に心がけ、設計・研究に取り組んでいこうと思います。

 

(修士1年 副田和哉)

 

三島研究室

三島研究室では三島伸雄教授の指導のもと、都市計画、建築計画、建築意匠等の分野を中心に研究活動をおこなっております。現在D1が1名、M2が3名、M1が5名、B4年5名、B3が3名の計17名が在籍していますが、その内2名がタイからの留学生であり、研究室内での異文化交流も盛んです。

昨年度は研究活動に加えて実際の建築設計にも研究室で熱心に取り組んだ年でもありました。一昨年からの継続活動として佐賀県鹿島市の市民会館改修に向けた現地調査や基本設計などをおこないました。また三島教授の友人でもある建築家赤松佳珠子さんが代表取締役をつとめる、CAtと協同で佐賀市の高伝寺に大涅槃図を展示するための施設の設計にも関わることもできました。

来年度4年生になる現3年生には女性3名が新たに三島研究室のメンバーとして加わることとなりました。三島教授も早々に研究に対する指導をしようと、3年生に対してゼミを行っています。いつものゼミより楽しそうだったことは言うまでもありません。彼女たちの今後の活躍にも期待できるかと思います。

昨年の建築学会九州支部都市計画委員会のソフトボール大会では無惨にも最下位という屈辱を味わい、今年のソフトボール大会は三島研究室主催となりました。OB・OGの先輩方、今年は是非佐賀に来て三島研究室の応援をしていただければと思います。

今後とも様々な活動に挑戦し続ける三島研究室の活躍にご期待ください。

 

(修士1年 内田大資)

 

山西研究室

山西研究室は低平地沿岸流域の「水環境」をテーマに、土木工学と生態工学の視点から様々な研究課題へのアプローチを図っています。本年度は、山西先生、長濱さん ご指導のもと修士:2名、学部4年生:4名の計6名で日々研究に取り組んでいます。

ざっくりですが今年は、
①河川維持管理(植生管理、トレンチ(ため池)維持管理)、
②下水処理施設の放流水が周辺環境に与える影響

をテーマに各自研究に励んでいます。

本年度も月に2、3回、牛津川や本庄江川で野外調査を行っています。今年の夏もこんがりと焼きあがりました。クリスマスもみんなでハッピーフィールドワークです。また、佐賀大学で開催された国際学会に研究室一同携わらせていただき、非常に貴重な体験をさせていただきました。他に、今年は、先生の誕生日にみんなでケーキをサプライズプレゼントする予定でしたが、誕生日当日に先生が体調を崩してお休みをとられるという逆サプライズをいただきました。そんな感じで今年もみんな元気に楽しく研究に取り組んでいます。

研究室では週2、3回のゼミを行っています。先生にはご多忙であるにも関わらず、毎回丁寧な指導をいただいています。今年は先生の血圧を上げてばっかりで本当に申し訳ありません。卒業まで残りわずかですが、それまでに今より少しでも成長できるように一同励んでいきますので、どうぞご指導のほどよろしくお願いいたします。

最後になりますが卒業した先輩のみなさま、佐賀へ来られた際には、是非ビール券を持って研究室へ足をお運びいただき、私たち学生にお恵みをくださいますようよろしくお願いいたします。諸先輩方のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

えー自由に執筆していいとのことで好き勝手書かせていただきましたが、これからも山西研究室をどうぞよろしくお願いいたします。

 

(修士2年 高致晟)

 

田口研究室

現在の田口研究室は、田口陽子先生のご指導のもと、B4が4名とB3が4名の計9名で研究室活動に励んでいます。10月までB4の4名だけと人数が少なかったですが、新しくB3の4名が仲間に加わり、人数も増え和気あいあいと楽しく活動を行っています。今年度の卒業論文では、オランダの集合住宅、公園の小規模公共建築、建築家・谷口吉郎の著作を対象として、建築計画・意匠の観点から研究に取り組んでいます。

わたしたちB4は昨年度末に研究室配属され、昨年度の先輩方と入れ替わりになりました。そのため、研究室運営に関して分からないことだらけで、田口先生を手間取らせることも多くありましたが、ゼミや学会コンペ、背振千年の森プロジェクト、小城公園のおもてなし茶屋に関するプロジェクト等の活動に参加し、徐々に研究室運営も順調に進むようになりました。

今年度の1番大きな活動としては、卒論の現地調査のためオランダに行ったことです。田口先生と調査手伝い組は約2週間、卒論組の2人は約1ヶ月間オランダに滞在し、共同生活をしながらオランダの集合住宅の調査を行いました。集合住宅調査のほかにも、OMAやmvrdvなど最先端の建築を見学し、食住などオランダの生活文化に触れ、とても貴重な経験をすることができたと思います。

これから、卒論の追い込み時期に入ってきます。田口先生には、私達の卒論の指導のために多くの時間を割いていただいています。そのおかげもあって段々研究が面白くなりつつあるので、残りの期間を精一杯使ってより良い卒論を仕上げていこうと思います。そして、今後の田口研究室の活動につながるように、B3にも今の活動をしっかりと引き継いでいきたいと思います。

卒業された先輩方、佐賀へいらっしゃった際には是非研究室にお立ち寄りください。コーヒーでも飲みながら色々とお話を聞かせてください。後輩一同心よりお待ちしております。

 

(学部4年 山口拓人)