井嶋研究室
今年度の井嶋研究室は井嶋先生や川崎先生ご指導の下、修士2年2名、修士1年2名、学部4年5名の総勢9名で互いに協力しながら各々の研究に取り組んでいます。本研究室では、膜材の形態解析や動的の地震応答解析の研究に取り組んでいます。毎週のゼミでは先生の熱意のこもった説明に加え、学生からの質問に対し井嶋先生がわかりやすく丁寧に答えてくださるおかげで順調な研究の運びとなっております。 12月には本研究室の修士2年2名がマレーシアにて行われた国際学会で発表しており、ものすごく緊張したが非常に良い経験になったと聞いています。ちなみにマレーシアは物価が安く、観光地もいろいろあるので旅行にはおすすめだそうです。
現在の研究室は卒論・修論のデータ整理や論文の清書など忙しい日々を送っておりますが、充実した日々を送っております。 研究以外では帯屋研究室と合同で飲み会を行っており、その都度先生方がおいしい手料理を振る舞ってくださいます。鰹のたたきや天ぷらなどとても美味しい料理を作っていただきましたが。その中でも私は鯛めしが一番おいしいと感じました。秋には毎年恒例の神集島合宿に行ったのですが、台風と重なってしまい1日だけの合宿となってしまいました。しかし魚はしっかりと釣れて、先生方が調理してくださったので楽しい思い出になりました。
最後になりますが、卒業生の諸先輩方、佐賀へいらっしゃった際には是非研究室へ足をお運びください。今後の行事予定は研究室のHPに掲載していますのでよろしければご覧ください。お酒の大好きな先生と川崎先生、かわいい後輩たちとともに心よりお待ちしています。
(修士1年 藤永大地)
猪八重研究室
私達、猪八重研究室は、D2が1名、M2が2名、M1が3名、B4が5名、計11名で楽しく研究を行っています。現在の活動は、都市計画を中心に各人がそれぞれの研究に励んでいるのですが、わからないところなどは、先生、先輩の方々がやさしく丁寧に教えてくれており、日々自分のスキルを高めることができております。猪八重先生は、寡黙でやさしく、適切なアドバイスをしていただけるので非常に自分の能力を上げるとてもいい対応をしていただいております。すぐにアドバイスをくれるだけでなく、まず、自分で限界まで考えてそれでもわからない場合のみアドバイスをくれるので自分で問題解決能力を身に着けることもでき、社会に出てからも活かせると思っております。
私は、B4の時は、清田研究室に属しており、大学院に進学するときに、猪八重研究室を選択し、入学しました。大学院から違う研究室に入るのは、とても緊張しましたが、先輩たち、元々研究室にいた同期が温かく受け入れてくれるという、心温まるエピソードもあります。
ここで苦労話を一つさせていただきます。猪八重研究室では、研究のために、GISを使用しています。このGISは、授業で少し触れる程度で、研究を目の前にした場合、ある程度は研究に活用できますが、それよりより深い知識のことに関しては、研究室に入ってからしか学びません。しかも、私は、大学院からこの研究室に来ているので、同期よりも1年知識的に遅れていました。なので、GISを1から学ぶ必要があったので、その理解をするのにみんなよりも苦労したという思い出があります。
楽しいことや苦労したことがありましたが、猪八重研究室は真面目で自分の長所を最大限に活かせる良い研究室です。
(修士1年 畑田大樹)
小島研究室
私たち小島研究室は小島昌一教授のご指導のもと,博士4名(中国,インドネシア出身),修士5名(内3名,中国,タイ,ミャンマー出身),学部4名の計13名の明るく個性豊かなメンバーたちと日々研究に励んでいます。私たちは,どのように住環境を居心地の良いものにするか,また,どのように環境に配慮して省エネルギー性を向上させるか,といった生活に身近なことについて研究しています。今年度は,空調設備や屋内の温熱環境,地中熱利用システム,ストレス指数,日射についての研究を進めています。実測やシミュレーションを行い,卒論,修論,学会発表などに向けて頑張っています。小島研究室は,ただ研究をするためだけの場ではなく,先輩後輩とのコミュニケーションの場として使用されることも多く,とても居心地の良い空間となっています。また,半数以上が外国人留学生で,英語によって会話をしたり知らない文化に触れたり,新鮮な体験をすることができることも,小島研究室の特徴だと感じます。
専攻内容が類似している中大窪研究室のメンバーとは,ゼミ旅行や毎年開催される九州環境シンポジウムなどに参加し,交流を深めています。合同で飲み会やバーベキューを行うことが多く,とても楽しく幸せな時間を過ごしています。お酒が大好きな小島先生,中大窪先生は,飲みの場でも面白くて貴重なトークをしてくださるので,笑いの絶えない空間となっています。
最後になりますが,小島研究室一同,今後より一層研究活動に尽力したいと思いますので,卒業生の方々も佐賀にお越しの際にはぜひ研究室にお立ち寄りください。
(修士1年 平野倖大)
中大窪研究室
私たち中大窪研究室は、博士前期課程4名と学部生4年生5名の合計9名で中大窪先生のご指導のもと日々研究活動を行っています。今年度は、屋外の熱放射環境の測定や光環境のシミュレーション、遺伝的アルゴリズムやディープラーニングや脳血流の測定など、建築環境工学の幅広い分野の研究を行っています。研究テーマによっては屋外で実測を行う人もいれば、研究室でひたすらパソコンと向かい合って研究を行う人もいたりなど活動内容は違いますが、日々切磋琢磨し合いながら研究に勤しんでいます。
研究室のメンバーは学年に関係なくみんな仲がよく、とても個性豊かで研究室は常に明るい雰囲気です。研究活動以外でも研究室でトランプやオセロなどのボードゲームをしたり、メンバーの誰かの誕生日の日にはみんなで盛大に祝ってあげたりなどとても楽しく過ごしています。また同じ環境工学系の研究室である小島研究室とも親交が深く、合同でBBQや忘年会をしたり、九州環境シンポジウムに参加したりしています。九州環境シンポジウムでは催し物として女装を行い、会場内を盛大に盛り上げました。また、今年は台風の影響で中止になってしまいましたが、毎年合同でゼミ合宿を行い楽しい時間を過ごしています。
最後になりましたが、中大窪研究室一同今後ともより一層研究活動に尽力したいと思います。OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際には是非研究室に足をお運びください。研究室の一同心よりお待ちしています。
(修士1年 和田基)
ナルモン研究室
「孫に見せても恥ずかしくない論文を」を自分たちの目標に、現在、ナルモン准教授と佐々木技術職員のご指導のもと、計5名の個性豊かな学部生で毎日、水環境についての研究を行っています。また、古賀憲一名誉教授にも、アドバイスをいただいています。水環境についての興味はあったが何も知識がなかった私たちですが、一歩ずつ水環境のスペシャリストに近づけるよう、日々精進しています。本研究室では、私たちの生活に必要不可欠な水環境について、降水量や気温、水質などの様々なデータをもとにExcel・VBAを活用し、解析と考察を行います。研究対象として、有明海、諫早湾、筑後川、嘉瀬川ダム、大山ダムなどの水環境に着目し、それぞれの環境の状態や問題点を見つけ取り上げ、原因究明し、改善策を見出すよう、頑張っている所存です。
ナルモン先生は、普段穏やかな方ですが、私たちの研究のこととなると、毎回厳しく且つ的確にご指導していただいております。留年した者が多い今年は、大変ご苦労を掛けていますが、そんな私たちを親身になって接してくださるナルモン先生に心より感謝しています。
佐々木先生には、office、 Excel・VBAなどの指導だけでなく、社会人としてのマナーや、時事問題など研究以外の様々なことを学ばせていただいています。就職活動の時期には、エントリーシートの添削などもしていただき私たちをサポートしてくださいました。
10月に行われた佐賀大学オープンキャンパスでは、「水と仕事~世界に誇れる水づくり~」をテーマとし、一般の方に、水の浄化実験の公開授業をしました。私たちも、一般の方たちと一緒になって楽しめた素敵な思い出の一つです。
残り約2ヶ月の学生生活、OB・OG、に恥じぬよう、今後の卒業論文の完成と西部支部研究発表会に向けてより一層精進していますので、佐賀にお越しの際には是非研究室に足をお運びください。
(学部4年 宮﨑、田平、山﨑)
平瀬研究室
現在、平瀬研究室では平瀬有人先生のご指導のもと博士2年1名、修士2年4名(内1名タイからの留学生)、修士1年3名、学部4年6名の計14名が設計・研究活動に取り組んでいます。今年度から研究室が広い部屋に移動し、昨年度までよりも快適な作業環境となり、学生個々人としても研究室としても日々研究や制作に励んでいます。研究室の活動として、昨年度福岡県那珂川町の五ケ山ダム水源地域建築物基本・実施設計者選定プロポーザル(最優秀賞)にて初めて勝つことができました!!研究室メンバー全員で喜んだことを今でも覚えており、今後実際に建築されることを想像するととてもワクワクしています!この他にも様々な設計者選定プロポーザルに参加させて頂き、プロの仕事を間近に学べるチャンスを自身の設計活動等に生かしながら、今後も精力的にプロポーザルに参加し、勝ちたいと思っています。想像した建築が実際に建ち、その建物を訪れることも目標であり、今後の楽しみでもあります!
また学外活動の一つに、昨年度発生した熊本地震において、九州山口の大学を中心に建築系研究室の教員・学生が主体となって仮設住宅地での居住環境改善を図る活動「KASEIプロジェクト(Kyushu Architecture Student Supporters for Environmental Improvement project)」にも参加しています。活動を通して、被災地の人や仮設住宅に住む方々の生の声を聞き、建築系ならではの視点からどのようなことがサポートできるのかを考えています。地震発生から2年が経とうとしていますが、研究室としてもできる限りの加勢を今後もしていければと思っています。
個人としても自主的に様々なコンペティションに挑戦したり各地の建築を見に行ったりするなど、日々研究・設計に取り組んでいます。建築の分野は多岐に渡るため、今後も研究室内に留まることのない幅広い活動を常に心がけ、向上心を持ち研究室・個人の活動に励んでいこうと思います。
(修士1年 広谷洸多)
三島・渕上研究室
三島・渕上研究室では三島先生・渕上先生のご指導のもと、都市計画、建築計画、建築意匠の分野を中心に研究活動を行っております。現在、博士2名、修士2年5名、修士1年5名、学部4年8名、研究生2名の計22名の学生が所属しています。そのうち留学生が6名(タイ、ミャンマー、チュニジア、ルワンダ、中国、韓国、各1名ずつ)が在籍しています。昨年は、多くの場所に行き、様々な体験ができた年であると実感しています。3月には修士1年、学部4年(現在の修士2年,1年,既卒)の6名が、オーストリアのウィーンでの国際会議の発表やウィーン工科大学でのワークショップのため、約1ヶ月現地に滞在し、英語での論文発表や現地の学生との交流を行いました。また、4月には、研究室のメンバー全員で肥前浜の重要伝統的建造物群保存地区にある旧荒木家の実測調査を行い、先生の指導のもと実測の方法などを学びました。さらに、9月には、長崎県の的山大島や鹿島市の門前町でも実測調査を行いました。
また、研究室ではイベントごとに様々な催しを行っています。4月に新たに加入したメンバーの歓迎会を含め、花見を行いました。また、9月には卒業した留学生2名の送別会や、10月には新たに加入した留学生2名の歓迎会、12月には忘年会といった様々な催しがあります。そこで、研究室の先輩や後輩との交流はもちろん、先生方とお話をすることで、とても貴重なお話が聞けるいい機会になっています。もちろん、研究活動も怠ることなく継続的にやっており、非常にメリハリのある研究室生活を送っています。
最後に、三島・渕上研究室一同今後ともより一層研究活動に尽力したいと思いますので、OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際には是非研究室に足をお運びください。
(修士1年 横尾允徳)
山西研究室
山西研究室は低平地沿岸海域研究センターにて,山西博幸教授と大石京子客員研究員のご指導の下,修士課程1名(バングラデシュからの留学生)と学部生3名の計4名で日々研究活動を行っています.山西先生や大石さんには,調査・研究内容のことは勿論,これから社会人になる為に必要なことを時に厳しく,時に優しくご指導いただいています.また研究支援推進員の武富さんにも大変お世話になっております.本研究室では河川や沿岸水域の水環境を対象とした研究を行っています.本年度は栄養塩を調整した下水処理放流水がその受け入れ先の水域に及ぼす影響を主なテーマに,研究を行っています.
山西研究室では月に1,2回ほど現地調査を行っており,他の研究室と比べると外での活動が多いというのが特徴です.そのため,調査計画を立てたり,現地調査で採取した水や泥のサンプルの分析とアクティブに活動を行っています.今年の主な実験と調査は,河川や海の泥や水を用いた室内実験と8月と12月には有明海のノリ漁場内での調査を行いました.何より大変なのは,調査後のサンプルの分析です.全員黙々と分析を行っているのですが,なかなか終わりの見えない作業の連続で,精神が鍛えられている気がします.大変ではあるのですが,分析が終わってたくさんのデータが得られた時の喜びは大きく,充実した研究生活を送ることができています.
これからは卒業に向けて,卒論や学会発表はもちろん,学部生3名は春からそれぞれ就職が決まっているので,社会に出る自覚を持って過ごしていこうと思います.
OB・OGの皆様も佐賀へお越しの際はぜひ山西研究室に足をお運びください.
(学部4年 大嶌一輝)
後藤研究室
私たち後藤研の2017年度のメンバーは、後藤先生をはじめ博士1年に1名 、修士2年4名(内部ネパールの留学生1名9月末修了、韓国人留学生1名)学部4年生7名、交換研究員1名(韓国)、交換学生1名(タイ9月末修了)、合計13名です。学年問わず個性が強いメンバーです。主な研究内容は以下などであり、学生自身の興味をもとにテーマが設定されていいます。
・地方小市街地における空き家・空き店舗の多様性について-小城市牛津町の中心部を対象として-
・住宅地形成からみた地方小市街地郊外の実態-小城市牛津町を対象として-
・製磁町有田における建物の空間的特質-昭和初期から現代の住まい方調査をもとに-
・嬉野市塩田町における草葺き民家の現況と存続可能性
・社会組織に着目した離島集落の防災と共助について-復興前後の玄界島及び大島、地島・藍島を対象として-
・有明海沿岸干拓地の散居集落「社搦」の空間システム
・舞踊相似建築 -「高千穂の夜神楽」の類推変換を用いた資料館-(制作)
・移住者に着目した中山間地域の空き家活用と地域活性化に関する研究
・協働型設計施工による建物内空きスペースの利活用に関する研究-シェアハウス・アトリエ「コネル」を対象として-
ゼミは基本的には学年ごとに週1~2回のペースで行っています。内容としては各研究・課題の進歩状況の発表をもとにした意見交流、先生からのご指導ですが、話がどこかに飛ぶことも時々あります。ゼミ開始前には世間話をしてコミュニケーションをとり、重すぎない雰囲気でゼミを行っています。
また、研究対象地は、佐賀の低平地(牛津町、芦刈町、塩田町)や山の麓の村(富士町)などをはじめ、製磁町有田、離島である福岡市玄界島、被災地である東北や熊本、また、韓国やネパールなどと様々な地域に広がります。さらに、主な実践的なプロジェクトとして、小城市牛津拠点地域活性化、民家再生ワークショップ、武雄楼門前施設提案、また、事例研修として、韓国農村リモデリングのモデル事業現場踏査、長崎セミナー旅行など、様々な活動をしています。
このように後藤研では、メンバーそれぞれの個性や後藤先生に刺激を受けつつ、アクティブに、そして枠にとらわれずに、それぞれが成長する場として活動を続けていきます。
(修士2年 パクジェヨプ)