2019

井嶋研究室

今年度の井嶋研究室のメンバーは修士2年1名、修士1年1名、学部4年生6名の総勢8名で、井嶋先生、川崎先生のご指導の下、お互い助け合いながら日々研究に取り組んでいます。

去年まで研究していた膜構造物の要素分割、大変形解析はなくなり地震応答計算についての研究と新しく九州と佐賀県に観点を置いた地震活動に関する研究を行っています。各々試行錯誤してわからない事は研究室メンバーに聞いたり、井嶋先生、川崎先生に質問したりすることで理解を深めています。先生自身お忙しいのにも関わらず質問したことに対して丁寧に説明してくれます。非常に多くの時間を私たち生徒に割いていただいています。時には私たちの研究室にいらっしゃって論文の進捗状況をチェックしてくださったり、ホワイトボードを使って研究に関する理論を細かに説明してくださったりしてくれます。私自身、学部の時には膜構造物に関する研究をしていたのですが、大学院に上がってからは、地震応答計算に関する研究に取り組んでいます。ゼロからのスタートだったので学部4年生と同じ気持ちで日々研究に励んでいます。

研究以外の面では、一大イベントである神集島合宿では例年雨に見舞われているのですが、そのようなこともありませんでした。特に学部4年生が元気で仲も良く、夜の飲み会はとても盛り上がりました。他にも帯屋研究室との合同飲み会では井嶋先生による手料理はとても美味しく飲み会自体もついつい盛り上がってしまいます。修士2年から学部4年までとても仲が良い研究室です。  

最後ではありますが、卒業された先輩方々、佐賀へいらっしゃった際には是非研究室へ足をお運びください。先生方、後輩一同ご来訪をお待ちしております。
 

(修士1年 中島遼)

猪八重研究室

私達、猪八重研究室は、D1が1名、M2が1名、M1が1名、B4が6名、計9名(内タイ出身2名)で日々研究に勤しんでいます。主な研究としては、地理情報システム(GIS)を用いた都市計画の統計解析を中心に各人がそれぞれの研究を行っています。  

最近の活動としましては、中国の学生さんを招き行われたさくらサイエンスプロジェクトで多くの学生さんと交流を深めました。最終日に行われたパーティーでは、佐賀の特産品をふるまいとても満足していただきました。その他の活動内容としましては、私と他2名の学部生が土木学会西部支部で研究発表を行う予定です。同じメンバーではありますが、都市計画学会に関しても提出する予定ですので、査読通過のために日々研究に精進しています。その他研究以外にも、焼酎好きな先生含めメンバー全員でBBQを定期的に行っています。  

猪八重研究室では、来年度M1に就学するメンバーが5人の予定となっています。新しい学部生を迎えると共に大所帯の研究室となります。猪八重先生曰く、留学生含め歴代で最もメンバーが多くなる年になるとのことでした。最年長として全てまとめきれるか心配ですが、その反面とても楽しみでもあります。私自身、後輩の考えや意見に「なるほど」と思わされることが多々あります。そんな学生同士全員で切磋琢磨しながら、日々の研究や就職活動等をこれから成し遂げていきたいと思います。

最後になりますが、卒業生の諸先輩方、佐賀へいらっしゃった際には是非研究室へ足をお運びください。お酒の大好きな先生とかわいいたくさんの後輩たちが心よりお待ちしています。

PS:当研究室の猪八重准教授は12月31日、第一子となる女の子が誕生しました!

研究室BBQの様子

さくらサイエンスの様子

(修士1年 木村善己)

大串研究室

今年度の大串研究室は,大串浩一郎教授,野口剛志技術職員,森田俊博客員研究員のご指導の下,博士課程(留学生1名),修士課程2名(留学生1名,日本人学生1名),学部4年生4名,の総勢10名の賑やかな研究室です。

主な研究としては,流域や沿岸域の水防災や水環境に関する研究を行っています。最近の研究のテーマとして,「六角川流域における内・外水位の変動特性と治水対策に関する検討」,「令和元年8月佐賀豪雨における佐賀市の浸水特性に関する検討」,「牛津川の遊水地による洪水調節とポンプ排水による治水対策の検討」,「嘉瀬川中流部の水害防備林の洪水流に及ぼす治水効果とリスクについて」などが挙げられます。

1月末には修士、2月中旬には卒業論文提出が差し迫って作成の佳境を迎えており,3月には土木学会西部支部研究発表を控え、研究室学生一同,これまでに以上に学問に精進していきます。一昨年までの土木学会西部支部研究発表会で毎年1名以上の学生が優秀講演者に選ばれていましたが,昨年度その流れを止めてしまいました。今年度はその雪辱を果たすべく皆勤しんでいます。

大串先生は多忙な日々の中,私たちの研究についてのご指導,アドバイスをして頂いたり,小粋なジョークを飛ばしたりと私たち学生と触れ合って頂いています。ゼミ以外にも現場見学や締め切り前の徹夜などのイベントもあって,大串研究室は留学生も含めメンバー全員の仲が良く,雰囲気も明るいです。定期的に飲み会を開催したり,バーベキューをしたりします。非常に活気にあふれた研究室ですので,卒業生の諸先輩方は佐賀におこしの際には,是非大串研究室におこし下さい。

(学部4年 山崎能侑)

押川研究室

今年度の押川研究室は,押川先生と野口技術職員のご指導の下,修士1年生2名,学部4年生3名の合計7名が在籍する研究室となっています。

主な研究としては,流域の水防災や沿岸域の水環境に関する研究を行っています。最近の研究のテーマとして,災害に関する研究や筑後川流域の治水適応策,砂浜の創生技術に関す研究などが挙げられます。

研究室の主な活動としては,週に1回の押川研ゼミに加えて,週に1回大串研究室・押川研究室合同で河川工学のゼミを行っています。合同ゼミでは教科書の輪読を行う中で,大串先生・押川先生からの愛のこもった質問を受けながら和気藹々と河川工学の基礎知識を身につけました。また,押川先生の“自分で考え,解決する”といった指導スタイルの下、今日もゼミ・研究に勤しんでおります。今年の押川研ゼミでは,1か月以上輪読をした学生が居たとか居なかったとか...。お陰様で,微積や水環境の知識も身体の芯にまで染み込みました。

一見厳しそうに見える押川先生ですが,本当に学生思いで多忙な中でも私たちのために時間を割き,研究についてのご指導やアドバイスをして下さるとても頼りになる先生です。現在,押川研究室では,メンバー各々で修論・卒論の作成が既に始まっております。私自身,実験結果がうまく出ておらず,本当に卒論を書き上げることが出来るのか心配で震えるような毎日を送っていますが辛い時期でも仲間と励まし合いながら,押川先生ご指導の下卒業に向けて頑張っていこうと思います。

研究室ではメンバー全員の仲が非常に良く,研究室からは毎日笑い声が漏れるくらい明るい研究室です。眼前にたたずむ大串研究室とは,特に仲が良く定期的に合同バーベキューや飲み会を開催して研究室間の交流の場を持っています。非常に活気にあふれた研究室ですので,卒業生の諸先輩方は佐賀にお越しの際には、是非押川研究室にお越しください。

(学部4年 山上未羽斗)

小島研究室

私たち小島研究室は小島昌一教授のご指導のもと,博士5名(中国,バングラデシュ,ミャンマー出身),修士2名(内1名,中国出身),学部5名(内1名,中国出身)の計13名の明るく個性豊かなメンバーたちと日々研究に励んでいます。

私たちは,どのように住環境を居心地の良いものにするか,また,どのように環境に配慮して省エネルギー性を向上させるか,といった生活に身近なことについて研究しています。今年度は,空調設備や屋内の温熱環境,有明海の干潟,カビ指数,石州瓦についての研究を進めています。実測やシミュレーションを行い,卒論,修論,学会発表などに向けて頑張っています。小島研究室は,ただ研究をするためだけの場ではなく,先輩後輩とのコミュニケーションの場として使用されることも多く,とても居心地の良い空間となっています。また,今年度は半数以上の外国人留学生が日本人と遜色ない程に日本語を会得しているので,知らない文化に触れたり,新鮮な体験をすることができることも,小島研究室の特徴だと感じます。

専攻内容が類似している中大窪研究室のメンバーとは,毎年開催される九州環境シンポジウムなどに参加し,交流を深めています。また、合同で飲み会やバーベキューを行うことがあり,とても楽しく幸せな時間を過ごしています。お酒が大好きな小島先生,中大窪先生は,飲みの場でも面白くて貴重なトークをしてくださるので,笑いの絶えない空間となっています。

最後になりますが,小島研究室一同,今後より一層研究活動に尽力したいと思いますので,卒業生の方々も佐賀にお越しの際にはぜひ研究室にお立ち寄りください。

(修士1年 宇野匡亮)

後藤研究室

2019年度の後藤研は、後藤先生をはじめ、博士2年と修士1年がそれぞれ1名、学部4年が6名の、計8名で活動しています。週に1~2回行われるゼミでは、後藤先生の指導の下で、なごやかな雰囲気もありながらも、学生同士がお互いに意見を出し合いながら、真剣に議論を重ねています。

具体的な研究内容は、長崎街道沿いにおける伝統的建造物の現状と住まいの変容、水辺空間における人の滞留、農山村集落と移住者の「適切な距離」、「ダムの駅」が集落環境に与える効果、唐津くんちに出現する町並みと民家の特質、伝統的建造物群保存地区指定前後の町並みの変化、国営横島干拓地にみる集落空間の成立と変容などで、個々人で課題を見つけ、調査分析に取り組んでいます。それぞれの研究対象地をみても、佐賀城下町をはじめ、中山間地域の富士・三瀬、唐津や塩田津あるいは熊本県玉名市など、広域にわたっており、日々フィールドワークに励んでいます。

これらの研究成果は、金沢で開催された建築学会大会において、院生2名が発表を行ったほか、意欲のある4年生を含めた3名が、九州支部で発表を予定するなど、積極的に外部への発信を行っています。

さらに後藤研では、研究室を飛び出した活動も実施しています。その一つに、さがの古民家活用支援プロジェクトが挙げられ、さがに残る古民家の現況について、間取りの図面や写真の記録を後世に残すとともに、新たな活用の可能性を探る活動に取り組んでいます。

また、9月末には、ゼミ研修旅行として天草・小浜を訪れました。世界遺産の構成要素の一つとなった﨑津集落で、潜伏キリシタンの歴史を学んだほか、古民家をリノベーションして活用している建築を見学するとともに、自分たちで採った藍の生葉を使った、藍染め体験を行いました。

このように後藤研では、今後もアクティブに、そして枠にとらわれずに、それぞれが成長する場として活動を続けていきます。

天草・﨑津教会等の
ゼミ研修旅行にて

古民家での
藍染め体験の様子

(修士1年 今村建太)

中大窪研究室

私たち中大窪研究室は中大窪先生のご指導の下、博士前期課程1名と学部4年生5名の総勢6名で研究活動に励んでいます。

今年度は、街路景観や木洩れ日による生理的・心理的影響や、屋外の熱環境の測定、屋内での人の行動特性、ディープラーニングなど、建築環境工学の幅広い分野の研究を様々な角度から取り組んでいます。お互いの研究の分野が大きく異なる本研究室ですが、先生はお忙しい中でも学生の相談に指摘やアドバイスで答えてくだり、学生同士も時にアドバイスを出し合い、時に競い合いながら、研究に勤しんでいます。

現在の研究室は修士論文・卒業論文の執筆に追われ慌ただしい様相ですが、研究室のメンバーは皆仲が良く、いつも明るい雰囲気です。研究活動以外でも研究室でトランプや将棋などのテーブルゲームをしたり、お菓子を囲んで談笑したりと、とても楽しく過ごしています。また同じ環境工学系の研究室である小島研究室とも親交が深く、合同でBBQや忘年会をしたり、九州環境シンポジウムに参加したりしています。また、熊本大学高田研究室と熊本県立大学辻原研究室、佐賀大学中大窪研究室、佐賀大学小島研究室の4研究室で合同ゼミを行い、研究の意見交換や親睦会を行っています。

最後になりますが、中大窪研究室一同今後ともより一層研究活動に尽力したいと思います。OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際は是非研究室に足をお運びください。研究室の一同心よりお待ちしています。

(学部4年 鳩宿裕貴)

ナルモン研究室

私たちナルモン研究室では、ナルモン先生、佐々木技術職員、学部4年生3名で日々研究活動に励んでいます。

今年度は、
・研究室初のGISを用いた筑後川流域の土地利用や人口からの水質考察
・土地利用と水質データを用いた寺内ダムにおける水質考察
・近年の嘉瀬川ダムの水質解析
以上を研究テーマとして取り組んでいます。それぞれの問題点を取り上げ、原因を究明できるように頑張っている所存です。  

ナルモン先生は、穏やかで優しくもありますが、研究に対しては厳しく且つ的確にご指導していただいております。留年生しかいない中ご迷惑かけていますが、そんな私たちに真摯に向き合ってくださる先生に感謝しております。
佐々木先生には、Excel,VBAを教えていただくとともに、SPIや一般常識などの就活対策などもご指導いただきました。卒業研究ではナルモン先生とは違った意見をもらい、より良い研究になっています。  

研究室全員の就職が決まっているので、社会に出る自覚を持って過ごし、残り短い学生生活ですが卒業論文の完成とともに社会人に向けても気を引き締めて頑張っていきます。  

OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際には是非研究室に足をお運びください。
(理工学部4号館の改修に伴い2020年4月から研究室及び先生方の部屋が変わります。)

(学部4年 田中、鳥谷、野口)

三島(伸)・渕上研究室

三島・渕上研究室では今年から学長補佐となった三島先生と渕上先生のご指導のもと、都市計画、建築計画、建築意匠の分野を中心に研究活動を行っております。現在、博士3名、修士2年4名、修士1年10名、学部4年7名の計22名の学生が所属しています。そのうち留学生が10名(タイ3名、ミャンマー2名、チュニジア、ルワンダ、バングラデッシュ、ナイジェリア、中国各1名)が在籍しています。

昨年は、国内外で様々な活動を行いました。国内では肥前浜宿や嬉野を中心として様々な研究を行い、建築学会で成果発表を行いました。肥前浜宿では一泊二日でゼミ合宿を実施し、嬉野では嬉野市と共同で新幹線長崎ルートの開通、嬉野新幹線新駅の新設に伴う駅前広場の計画、設計を行いました。他には、AIを用いた景観分析など最新の技術を用いたプロジェクトも引き続き行っており、研究活動はより活発となっています。国外ではオーストリア・タイなどで世界中の学生とともに現地の様々な課題に取り組みました。

また、研究室では時期ごとに様々な催しを行っています。4月には新たに加入したメンバーの歓迎会を行いました。また、7月には前期のお疲れ様会、9月には新たに加入した留学生の歓迎会、12月には忘年会といった様々な催しがありました。また、留学生との交流も盛んで各国の伝統料理を持ち寄ったパーティも行われました。それぞれの催しは研究室の先輩や後輩との交流はもちろん、先生方とお話をするとても貴重な機会となっています。

最後に、三島・渕上研究室一同今後ともより一層研究活動に尽力したいと思いますので、OB・OGの皆様も佐賀にお越しの際には是非研究室に足をお運びください。

(修士1年 上田友美子)